トヨタ、ついに中国でFCを販売へ 年末まで50台限定輸入計画

 9月26日、トヨタ公式情報によると、トヨタは今年末に第2世代MIRAIを50台限定で輸入する計画で、その販売価格は74.8-75.1万元、広汽トヨタのチャンネルで販売する。北京3店舗、上海2店舗、広州2店舗、(広東省)仏山1店舗がMIRAIを扱う最初と店舗となる。

 トヨタは2019年から、中国で水素燃料電池技術と製品の普及を呼びかけ、「産・学・研」を通じて水素エネルギー産業の共同発展を賛同するパートナーを集めている。清華大学と共同で「清華大学トヨタ連合研究院」を設立し、水素エネルギーの活用などで共同研究を行っている。

 中国顧客のニーズに合った製品を提供するために、2020年から、トヨタは複数のパートナーと燃料電池システム開発の合弁会社FCRDと生産販売の合弁会社FCTSを設立し、水素燃料電池システムの現地研究開発と現地生産を実現している。現在、トヨタの水素燃料電池モジュールはすでに複数の中国商用車メーカーに販売されている。

 トヨタは水素エネルギーの全産業チェーン分野に関わる10数社の企業とパートナーシップ関係を築いており、自動車産業のみならず、水素エネルギーの多分野での利用に向けて積極的に取り込んでいる。

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