中国電気自動車、欧州市場で存在感を増す:2023年8月の販売台数

新エネ車情報サイト「第一電動」は、EU-EVS市場調査機関のデータをまとめ、欧州の電動車市場における中国の自動車ブランドの注目すべき成長を伝えました。

2023年8月、欧州14カ国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、英国、フランス、アイルランド、オランダ、ドイツ、スイス、スペイン、オーストリア、ポルトガル、イタリアを含む)での電動車販売台数は156,792台に達し、前月比32.6%増、前年同月比100.7%増という好調な伸びを記録しました。

この8月、欧州の電動車市場で最も人気のある3つの自動車メーカーは、テスラ、フォルクスワーゲン、BMWで、それぞれ1万台以上の販売台数を記録しました。一方、MG、Polestar、ボルボなどを中国ブランドとすれば、中国ブランドの販売台数は欧州全体で約17,788台に上り、市場シェアは11.3%となりました。

上位25位の販売ランキングには、中国の自動車ブランドが5社含まれており、その中でMG(SAIC傘下)は6,542台の販売台数で10位にランクインし、ボルボと極星(吉利傘下)はそれぞれ17位と18位にランクインしました。また、注目すべきは、BYDがATTO 3、長城がFUNKY CATを通じて欧州市場で急速に成長し、それぞれ19位と22位にランクインしたことです。

8月欧州14ヵ国の純電気自動車販売台数ランキング

 

BYDの欧州14ヵ国での純電気自動車販売台数の推移

出典:「第一電動」まとめ

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