10月の乗用車市場、前年比10.2%増の203.3万台、新エネルギー車の成長が寄与

11月8日、乗連会(全国乗用車情報連席会)が発表した2023年10月の乗用車市場データによれば、小売台数は前年比10.2%増の203.3万台となり、今年1-10月の小売累計台数は前年比3.2%増の1726.7万台となりました。

自動車市場では新エネルギー車の伸びが続き、その成長が全体の市場に寄与しています。政策も影響し、各地域の自動車販促キャンペーンや新エネルギー車消費促進のイベントが展開され、地方の補助金支給が自動車市場を支えています。

10月の地場ブランド小売は前年同月比20%増の113万台で、シェアは55.6%で、前年同期比で4ポイント増加しました。主要外資系ブランドの小売は68万台で、前年同月比2%減となりました。

高級車市場は22万台で、前年同月比8%増となりましたが、昨年の半導体供給不足の影響が続き、需要が徐々に改善するものの、需要は依然として弱い状態が続いています。

新エネルギー車市場では、10月の小売台数が前年同月比37.5%増の76.7万台となり、1-10月累計では595.4万台で前年同期比34.2%増加しました。

輸出においても昨年末の増加傾向が続き、10月の乗用車輸出は前年同月比49%増の39.1万台となりました。うち地場ブランドの輸出も増加し、10月は31万8千台で前年同期比69%増となりました。一方、外資系合弁ブランドと高級車ブランドの輸出は前年同期比3%減の7.3万台にとどまりました。

10月の新エネルギー車は、乗用車輸出全体の28.6%を占めました。うち、地場ブランドの新エネルギー車の輸出はA0クラスの小型電気自動車が60%以上を占め、地場ブランドが欧州市場で強く、BYDが東南アジア市場での存在感を高めていることが報告されました。

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