「値下げ合戦」効果予想及ばず、3月の乗用車小売は前年比横ばい

乗連会の速報値によると、3月の全国乗用車市場の小売台数は159.6万台で、前年同期比横ばいであり、前月比17%増となった。今年に入ってからの累計小売台数は427.5万台で、前年同期比13%減少している。

全国乗用車メーカーの卸売は195.5万台で、前年比7%増、前月比22%増であった。今年に入ってからの累計卸売台数は前年比8%減の502.1万台になった。

新エネ車市場については、3月の小売台数は54.9万台で、前年同期比5%増、前月比27%増となった。今年に入ってからの累計小売台数は131.9万台で、前年同期比15%増加した。

全国乗用車メーカーの新エネ車卸売台数は前年比32%増の59万9千台、前月比21%増であった。今年に入ってからの累計卸売台数は前年比24%増の148.3万台になった。

3月に入り、新排ガス基準「国6b」の導入前の在庫処分に伴い、東風汽車が湖北省政府と共同で史上最強の販促キャンペーンを打ち出したことで、ガソリン車値下げ合戦がスタートした。大まかな統計によると、これまでに約50社の100モデル以上が値下げ合戦に加わっている。混乱した市場の中で、市場関係者の間では、3月の自動車販売が大幅に増加するのではないかと期待されていたが、結果は、期待されるほど芳しくなかったことは明らかになった。

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