ファーウェイ、自動車事業キーパーソンの退職ラッシュが起きる

 複数のメディアの報道によると、ファーウェイのスマートカーソリューション事業部、スマート運転製品部のチーフアーキテクトである陳亦倫博士がこのほど退職した。

 陳亦倫氏は、清華大学電子工学科修士、ミシガン大学電子工学科博士を経て、ファーウェイ入社前はスマート電力管理会社Eaton社で技術専門家やプロジェクトマネージャーを務めていた。2017年にDJIに入社し、チーフエンジニアとして勤めた後、2018年にファーウェイに入社し、自動運転部門のトップ技術者として感知技術を担当した。

 現在、ファーウェイ自動車BUには、スマート運転製品部、MDC製品部、スマートカーコントロール製品部、スマートカークラウド製品部、スマート運転製品部、スマートコックピット製品部、スマートカーソリューション事業部などを含む15の2級部門が設置されている。

 テクノロジー情報サイトの「雷峰網」のまとめによると、ファーウェイ自動車BUでは昨年以降、複数のキーパーソンが相次いで退職している。

 今年1月26日、元ファーウェイスマートドライブ会長の蘇箐(セイ)氏の退任が伝えられた。蘇氏は、テスラの自動運転事故に関して「問題発言」をして社内処分をうけたと報じられた。

 続いて4月29日、ファーウェイスマートカーソリューションBUスマートカーコントロール分野総経理の蔡建永氏もファーウェイからの退職を発表し、バッテリーサプラーヤーのCATL(寧徳時代)に加わり、CATLのCTCバッテリーシャシー一体化業務責任者に就任した。

 それ以外に「雷峰網」は下記退職キーパーソンとその行き先をまとめた。

 ファーウェイ自動車BU副総裁、西欧企業業務部部長何利揚氏が、ベンチャー系自動車新勢力のXpeng(小鵬)に入社した。

 ファーウェイの自動運転チームの元操業者で、自動運転研究開発部部長の陳奇氏は、地場メーカーの吉利傘下の新エネ車ブランドZeekerに転職し、自動運転副総裁に就任している。

 ファーウェイBUの元首席機能安全専門家であった佘暁麗氏は、ベンチャー系自動車新勢力のNIOに加わり、アルゴリズム研究の専門家を務めている。

 元ファーウェイスマート運転製品部プログラムG総監の張暁洪氏も、NIOに移籍し、ハイエンド製品マネージャーに就任している。

 それ以外に、元ファーウェイ自動運転最高執行責任者の姜軍氏、元ファーウェイ融合センシング責任者の彭学明氏も退職し、現在行き先が明らかになっていないという。

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