ファーウェイ、早ければ2021年に共同で自動運転車を発売するか

(中国経済新聞網の報道です)

英紙フィナンシャル·タイムズによると、ファーウェイは、欧州や日本、中国の自動車メーカーと提携し、早ければ2021年にも自動運転車を発売する。 同社は伝統的な電気通信機器業界を超えて、より幅広い人工知能製品の発売を模索している。

ファーウェイの党文栓首席戦略アーキテクトは、同社はアウディ、広汽トヨタ、北汽新能源、長安汽車との合弁企業を設立し、これらの提携企業を通して人工知能(AI)技術を提供していると述べた。

党文栓氏によると、「こうした(自動運転の)部品を使った車を2021年か22年に売り出すために共同で取り組んでいる」と述べた。「このような自動運転能力を持つ車は中国だけでなく、欧州にも現れるだろう」。

アリババ、テンセント、百度を含む中国のインターネット企業数社は、異なるパートナーと自動運転車を開発しているが、これまでグーグル子会社のWaymoに遅れを取っているとの見方が出ていた。Waymoは昨年末、アリゾナ州で自動運転ロボットタクシーサービスを開始している。

ただファーウェイは2021年の自動運転開始後、中国市場での実績を積んでいけば、技術を大きく進化させると予想されている。Allied market Researchによると、世界の自動運転車の市場規模は2019年の542億3000万ドルから2026年には5566億7000万ドルに増加すると予測されている。

中国政府が自動運転車を強力に支援していることも中国が人工知能分野で世界トップの地位を得ようとする狙いがあるためだ。

党文栓氏によると、自動運転車の価値の70%はその情報や通信技術に由来することになるが、これはバリューチェーンで主導的な地位を占めるのは従来の自動車企業ではなくICT企業になる。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/qiye/92774

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