AutoX、上海にアジア最大規模のRobotaxi運営センターを設置

 自動運転の自家用車はまだ我々の生活にはほど遠いかもしれないが、自動運転タクシー(Robotaxi)はすでに一部の都市でテスト運行をしている。例えば、百度は湖南省長沙市、河北省滄州市で、DiDiは上海市でRobotaxiのテストサービスを展開している。最近、上海市に全国最大のRobotaxi運営センターを設立された。

 自動運転のスタートアップ企業のAutoXは上海で「スーパー・データ・ファクトリー」を建設しており、これは中国最大の自動運転車データセンターであり、アジア最大のRobotaxi運営センターでもあると言われている。

 AutoXの発表によると、約7432平方メートルの面積を有する上海Robotaxi運営センターには、自動運転車の運営に関連する検査、測定、校正設備が大量に設置されており、技術メンテナンスセンターとビッグデータセンターの役割を担っているという。また同運営センターは、自動運転車の日常運営から得られた走行データや、クラウドコンピュータ・バーチャル・リアリティによって生成されるデータを収集、保管している。

AutoXのRobotaxi運営センターの内部

AutoX全自動LiDARキャリブレーション装置

 2019年に上海市嘉定区との提携内容によると、AutoXは2019年末から2020年初までに嘉定無人運転商化トライアルエリアで約100台の自動運転タクシーを投入し、テスト運営を実施している

 AutoXは2016年9月にシリコンバレーで設立され、アリババ、上汽集団、東風汽車集団などの企業から戦略的な投資を受けている。2019年3月、AutoXはBYDと提携し、BYDの秦Proをベースにした自動運転車を開発している。2020年1月、AutoXはFCAと共同で、2020年末までに中国でRobotaxiを展開すると発表した。提携車種はクライスラーのPacificaで、2020年上半期に深セン、上海などいくつかの都市で試運転サービスを開始する目標を掲げている。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202004/13I70171929C601.shtmlhttps://scroll.huanqiu.com/article/9CaKrnKqrml

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