Pony.ai、タクシー営業許可を取得した中国初の自動運転企業に

 自動運転ベンチャーのPony.ai(小馬智行)は4月24日、中国初の自動運転企業に交付される事実上の2022年タクシー営業許可(広州市南沙区限定)を取得したと発表した。Pony.aiは、広州市のコネクテッドカー試験運営安全技術の要求を満たしているため、広州市南沙市に自動運転車両100台を投入してタクシーサービスを提供することを許可された。

 同社は5月から、広州市南沙区全域の800平方キロメートルの範囲内で有料運営を開始し、今後広州市のその他の地域にもサービスを拡大していく予定である。ユーザーは「Pony Pilot +」アプリでサービスを利用し、支払いを完了できる。サービス時間帯は8:30~22:30で、料金基準は広州市のタクシーの統一価格基準に基づいている。

 業界関係者によると、一般タクシー運行については、条件を満たす企業は国や地方の法規に基づいて営業を申請することができるが、これまでは技術基準を満たす一般車両のみが対象で、違法改造はもとより、自動運転機能を追加するなどの改造を行うこともできなかった。

 Pony.aiが今回取得した営業許可における重要なポイントは、技術基準を満たした自動運転車両を、運行車両としてモビリティ市場に投入できると明記したことにある。

 また、これはこれまでの国内のRobotaxi運営に関する試験管理システムから初めて除外され、一般車両の輸送管理システムに組み込まれ、国のタクシー業界管理規定に基づいて管理される。

 つまり、運営プラットフォームから見ても、車両本体から見ても、料金基準から見ても、Pony.aiのRobotaxiは、道路上の一般タクシーと、同じスタートラインに立ち、公平に競争することになる。

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