レノボ、自動車関連の研究開発の人材を募集、自動車産業に参入へ

一部のメディアは、レノボも自動車産業に参入すると報じた。レノボの求人公式アカウントはこのほど、自動車類の研究開発人材の求人情報を発表した。今回の募集では、自動運転計算エンジニアリングディレクター、車載インフォテインメントシステム担当者、高級コンポーネントエンジニアリングマネージャー、車両計算ハードウェアアーキテクトなど16の職位が提供される。勤務地はいずれも上海にある。

募集内容によると、レノボ研究院自動車計算実験室はスマートコックピット、自動運転、中央計算プラットフォームなどの分野のコア技術を積極的に模索している。

発表によると、レノボ研究院車計算実験室はITとカーエレクトロニクス技術を結びつけ、レノボのコンピューティング分野における技術とサプライチェーンの優位性を活かし、スマートカーと新エネルギー車の発展を後押しすることに力を入れている。

レノボ会長兼CEOの楊元慶氏は昨年5月、同社は自動車を作らず、限られた資源とエネルギーをすでに明確な方向(即ち自動車の知能化)に向けて配置すると表明した。国内の多くの自動車メーカーがレノボと提携関係を持っているため、レノボは、自動車メーカーが良い車作りを支援することを目指しているファーウェイの道を歩むつもりではないかと推察される。

研究開発への投資だけでなく、レノボ・グループはレノボ・ベンチャーズを通じて自動車および自動運転などの関連分野への投資も数多く行っており、バッテリーサプライヤーのCATLやベンチャー系自動車新勢力のNIO(蔚来)のほか、AIチップ開発企業のCambricon(寒武紀)、自動運転汎用プランプロバイダーのQCRAFT(軽舟智航)、高性能チップ開発企業のBlack Sesame(黒胡麻)とHoumo.ai(後摩智能)、BYD半導体などにも投資している。

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