ベンチャー系新勢力のNeta、大手Tier1のDesay SVと戦略提携

ベンチャー系自動車新勢力のNeta汽車とNVIDIAの中国パートナーであるDesay SV(独賽西威)は7月4日、包括的な戦略的提携を結んだ。両社はそれぞれもっている優位性のある技術とリソースを生かし、スマートコックピット、スマート運転、車体、ソフトウェア、サービスなどの分野で提携する。

提携内容によると、両社はNetaのスマート化ロードマップに基づき、コックピットのドメイン・コントローラー、ディスプレイ、スマホのワイヤレス充電モジュールなど多くの分野で協力し合う。

Desay SVが、コックピットドメイン・コントローラーのハードウエアや構成、基本ソフトの設計・開発を担当している。システムは、クアルコム8155コックピット・ドメイン・コントローラをベースに、最新のアンドロイドRシステムがインストールされ、STRモードにも対応している。これにより、OSの起動時間は5s内に短縮され、業界平均水準を大きく上回った。

ディスプレイについては、両社が共同で17.6インチの超薄型2.5Kセンタースクリーンを開発している。同ディスプレイは、厚さがわずか12.6mmで、業界平均の15mmを下回っており、縦型スクリーンとして業界最大サイズである。

両社が提携した初の量産モデル、「Neta S」は2022年内に発売される予定である。

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