シャオミ、自動運転システム開発企業に出資

 最近、一部の自動車情報メディアが企業情報を調べたところ、スマホ大手のシャイミ傘下の投資ファンド「海南極目創業投資有限公司」が自動運転システム開発企業の「同馭科技」(TONGYU AUTOMOTIVE)に出資したことがわかった。シャオミの出資により、同馭科技の登録資本金は3007.78万元から3226.53万元に増加した。

 同馭科技(同馭汽車科技有限公司)は、上海同済大学の科学研究チームが発起して、2016年9月に上海安亭国際汽車城で設立したテクノロジー企業であり、自動運転システムサプライヤーを目指して、「次世代ステア・バイ・ワイヤ技術」の研究開発と産業化に注力している。開発製品にはワイヤ制御システム、ステア・バイ・ワイヤ・システム、制動エネルギー回収システム及びADASシステムが含まれている。

昨年9月、シャオミは、「シャオミ汽車」を設立して、自動車産業に参入した。その後、高い報酬で人材を募集したことなど、一時ホットな話題となったものの、製品開発については一部の技術特許以外に関連情報がほとんど伝わっていない。今回、自動運転システム開発企業への出資から、シャオミは黙々と布石を打っていることが伺える。一部の情報によると、シャオミは今年第3四半期に試作車を発表する予定だという。

今年3月、携帯電話中国の情報によると、小米京津支社の羅宝君総経理は、今年第3四半期には試作車を見ることができると明かし、「きっとみんなの想像を突破するだろう」と語った。

それに伴い、毎年9月にはシャオミのフラッグシップ発表会が開催されており、この期間中にシャオミ車が登場するのか注目したい。

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