経済情報サイトの「中国経済網」によると、3月8日、乗連会（乗用車市場情報連席会）は2月の国内乗用車市場小売り台数を発表した。2月に狭義乗用車は124.6万台販売され、旧正月連休の影響で販売台数は前月比40.0%減少したが、前年同期比4.2%増加し、市場が回復しているように思われる。

一方、1~2月の累計を総合すると、狭義乗用車の販売台数は前年比6万台減の332.4万台である。

車種別では、2月、基本型乗用車（セダンやハッチバック等）は59.7万台と前年同期比6.1%増となり、最も際立ったパフォーマンスを示した。SUVは前年同期比2.6%増の58.3万台販売された。一方、MPV市場では活気を取り戻すことができず、2月の販売台数は6.6万台と前年同期比1.7%の微増にとどまった。

2月、新エネルギー乗用車小売台数は27.2万台で、前年同期比180.5%増となり、引き続き強気を維持した。前月比では22.6%低下したが、減少幅は例年2月より小さく、冴えないガソリン車の販売と対象的であった。。乗連会幹事長の崔東樹氏は、「値上げの影響により、1月下旬から新エネルギー車の受注は軟調だったが、2月に入り回復が顕著になった。都市部ユーザーが短距離通勤で新エネルギー車の利便性を認めたことを反映している」と説明した。

2月の新エネルギー車輸出は4.53万台と、強い伸びを維持している。その中で、テスラ中国は33315台、上汽乗用車は4325台、東風は4536台、神竜は1145台、BYDは804台、吉利は588台、上汽大通は240台である。

卸売ベースでは、2月、新エネルギー車の卸売台数が1万台を超えたメーカーは5社で、同期間より2社増加した。その中で、BYDは87473台、テスラ中国は56515台、上汽通用五菱は26046台、吉利は14285台、奇瑞は10271台である。注目すべきは、VWも引き続き好調を維持し、VW合弁2社の2月の新エネルギー車卸売台数は11916台に達し、外資合弁メーカー全体の新エネルギー販売台数の58%を占めたことである。

参考記事：http://auto.ce.cn/auto/gundong/202203/10/t20220310_37388778.shtml