シャオミ初のEVデザイン案流出、サプライヤーに100万元の罰金請求

 1月5日から、シャオミ初のEVとみられる車両がテスト走行している写真がネット上で拡散している。その後あるブロガーは、シャオミの関係者が漏らしたとみられるデザイン案の一部をSNSに投稿した。ネットユーザーは、そのデザインと写真にある車両の外観と比べて、それがシャオミ初の電気自動車MS11であると推測している。

 最近シャオミは、デザイン案流出に関する調査結果と処分結果を内部通達した。

 通達によると、事件の発端は提携先の北京の某成形科技有限公司が川下のサプライヤーに対する管理が不十分であったため、開発中の車両の前後バンパーのデザイン原稿を流出させた。関係提携先に対しては、「秘密保持契約」に基づき100万元の損害賠償を科し、川下のサプライヤーに対して情報安全管理を強化するとともに、漏洩者に対して処分を行うよう指示した。

 またシャオミは、情報を漏えいしたサプライヤーは金型のサンプルを作成するTier 2であり、漏洩したデザイン案は初期の入札過程の設計原稿であり、最終案ではないと明らかにした。

 これまでの情報によると、シャオミ初のEVモデル「MS11」は2024年上半期に量産される見通しで、価格設定は30万元前後で、主なライバルにはテスラModel 3、NIO ET5、Xpeng P7などである。

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