初のコネクテッドカーネットワークの「T3モビリディ」はサービスを開始

 一汽東風汽車長安汽車の国有3社と家電量販企業の蘇寧、テク企業のテンセント、アリババなどが共同で設立したスマートモビリティプラットフォーム「T3出行」が22日、南京市でサービスを開始した。T3は南京市からスタートし、2019年には南京市、重慶市、武漢市、広州市、杭州市、天津市の6都市に進出し、20年にはほとんどの省都都市をカバーする計画だ。

 従来のDiDiなどのモビリティサービスと異なる特徴として「T3モビリディ」は、B2C方式で、コネクテッドカーから構成されたネットワークの中で運営されている。これにより、需給がマッチした効率的な配車、ドライバーと顧客の安全管理、監視、緊急時の対応、合理的な費用設定などのメリットを生かして、ハイレベルのサービスが提供できると言われている。

 「T3出行」は2019年から21年まで、オンライン配車サービスに焦点を当て、安定した輸送力の保障とより良いサービス体験をユーザーに提供する「三ステップ」戦略を策定した。年末までに、T3は運営車両2万台を投入し、3年以内に30万台に達し、6年後には100万台を超えることを目指す。2021年から2025年まで、付帯業務を着実に開拓し、モビリティのエコシステムを構築し、産業チェーンにおけるパートナーと連携し、スマート充電、メンテナンス、UBI保険、ファイナンスリースなどの分野で業務提携を展開する。2025年からスマートモビリティのけん引役とスマートシティの推進役になることに注力する。

 業界内では、ネット配車市場の競争は後半戦に入り、寒波が到来しているとの見方が出ている。このほか、T3出行の立ち上がりは「DiDi Killer」が来たというメディアもある。実際、データを見てみると、DiDiの評価額は5000億元を超え、ユーザーは3億人、登録ドライバーは2100万人を超えており、今後しばらくはT3出行がDiDiと同レベルで競争できるとは思えない。


参考記事:http://www.ctoutiao.com/2122339.htmlhttp://www.sohu.com/a/312848200_115822

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