GAIC傘下の新エネ車ブランドAION、生産能力を40万台に拡張

 広汽(GAIC)傘下の新エネ車ブランドAIONは10月12日、第二工場が竣工し、第二工場の稼働により生産能力が現在の20万台から40万台に倍増し、三交代勤務で生産能力が最大60万台に達すると発表した。

 2019年に最初の広汽AIONブランドの新車発売されて以来、AIONは年平均成長率122%超で販売台数を急成長させている。今年9月には販売台数が3万台を超え、1-9月累計では18万台を超え、新エネ車業界のトップランナーとなっている。

 販売の拡大に伴い、広汽AIONの設備稼働率は160%に達して、能力不足が深刻化している。AIONの販売台数の増加傾向から見ると、今年は30万台の販売目標にチャレンジする可能性はあるが、生産能力拡張は急務となっている。

 注目すべきは、広汽AIONが今年2回目の生産能力拡張を完了したことである。今回の第二工場はもともと広汽傘下の某ガソリン車工場であった。AIONは7カ月をかけて、スマート化改造を行い、とくにデジタル化、省エネ面でアップグレードした。

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